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顎や顎の下の緊張を和らげる方法ってありますか?
- 2021.03.19
- ミックスボイス
高くて苦しい音域になってくると顎が前に出てくる? そもそも顎が前に出てくる? 顎の舌の筋肉がカチカチに硬くなっている? 今日はそんな悩みを解決する練習法をお届けします! 舌骨上筋リリース【公開動画】 from 桜田ヒロキ on Vimeo. 歌っていると顎が前に出てくる? トレーニングが充分でないシンガーの顔って顎を前に出して、苦しそうに高音を歌うイメージってないですか? それは主に舌骨上筋群(Suprahyoid muscles)と言う舌骨から生えている筋肉達が過剰に働いているからと考えられます。 特に下記の2つの筋肉は顎の舌から、喉側に向かう筋肉です。(顎側が起始。舌骨が停止。) ・オトガイ舌骨筋 (Genniohyoid muscle) ・顎二腹筋 (Digastic muscle) これらの筋肉をかためて顎を前にスライドすれば喉頭を上げる補助となる可能性があります。 高音を出すために喉頭を上げる行為は、音色が細く鋭くなるため音楽的に好まれにくく、何よりも苦しいです。 あまり良くはなさそうですよね? 舌骨上… 続きはこちら≫
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朝声が出ない?低い!?対処法を教えます
- 2021.03.17
- 声の健康法
冬場の乾燥は、朝の声にはとても堪えるもの。 ただでさえ朝の声帯は浮腫んだり、乾燥により声が低音化しやすいのに、真冬の時期の湿度は20%を切る事もしばしば。。。 この過酷な環境なのに「午前中からライブ配信がある!」「オンラインミーティングでお客さんに聴き取りやすい声で話さないといけない!」 と言う状況を乗り切るための方法を考えてみようと思います。 朝起きた時に声が出ない! 季節を問わずに言える事ですが、朝起きた時点でくしゃみや咳、鼻水が出やすい方は布団のほこりにアレルギー反応を起こしている可能性が高いようです。 布団に入ってから夜〜朝までずっと布団のホコリ等を吸い続けています。 喉の中には繊毛と言う小さな毛が生えています。 これが喉に入るホコリやばい菌などの異物を外に追い出してくれるそうです。 喉の中を掃除してくれるホウキのような役割を果たすものですね! 睡眠時にはその繊毛の働きが緩やかになり、その間に布団のホコリが喉や鼻に溜まります。 朝起きると繊毛の働きは再開されますので、そこで咳やくしゃみを起こすそうです。 タバコを吸う方は気管に… 続きはこちら≫
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解剖学的に観る声帯の運動パターンとボイストレーニングへの応用
桜田ヒロキのレッスンではファルセットの練習を多く使いますが、「それってなんで?っ」て思った事はありませんか? 実はそれには科学的、解剖学的な理由があります。 今日は「ファルセットがなんでボイストレーニングに重要なの?」について解説しようと思います! 声帯構造について 声帯は5層の構造によって構成されています。 上皮 epithelium 浅層(粘膜固有層) Superficial lamina propria 中間層(粘膜固有層) Intermediate lamina propria 深層(粘膜固有層) Deep lamina propria 筋肉層 Muscularis 上皮・浅層はゼリー状の粘膜で出来ているそうです。 中間層はエラスチンと言う素材で出来ています。弾力性に優れ、皮膚や血管に含まれているタンパク質です。 深層はコラーゲンで出来ています。靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質で、これまた弾力性に優れ密度が高ければ強い衝撃にも絶える事が出来ます。 「カバー・ボディ」の2層構造と「粘膜・靱帯・筋肉」の3層構造論があ… 続きはこちら≫
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声帯結節を予防するために出来るトレーニングってありますか?
- 2021.03.12
- 声の健康法
桜田ヒロキのレッスンには歌唱力の向上を望む歌手の方だけではなく、発声障害の方の発声機能向上や声帯結節の術後の発声改善、再発の予防としてレッスンに通われる方も多くいます。 今回は声帯結節を癖にしないために考えられる方法をご紹介しようと思います。 発声訓練開始は医師の承諾の元 必ずお医者様が「発声訓練を行って良い」との許可が出てからの発声訓練になります。 声帯結節の手術後など、声帯の傷が充分に回復していない。話し声がまともに出せないと言う状態では訓練は開始出来ません。 声帯結節って何? 声帯結節は声の使い過ぎにより出来る声帯に出来るタコと考えれば良いと思います。 この「声の使い過ぎ」と言うのは、悪い発声であれば短期間で現れる可能性が高いと言われていますし、 仮に良い発声であったとしても、長時間、長期間にわたる声の乱用はリスクになると考えられます。 声帯の前側、3分の1に良く出来ると言われています。 なんで声帯の前側、3分の1に出来る? 声帯の前側、1/3は甲状披裂筋の影響を最も受けやすいからではないかと考えられます。 甲状披裂筋に… 続きはこちら≫
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発声において重要な筋肉の動きを理解しよう!
歌を歌うのに超重要な筋肉、 甲状披裂筋(TA)と輪状甲状筋(CT)をはじめとする喉頭の運動を動画で解説している動画を見つけました。 詳しい解説をつけてお話をしていこうと思います。 動画を観ながら解説します ● Thyroid muscle(甲状舌骨筋) - 筋肉のアクションについて 喉頭を引き上げる 舌骨を引き下げる (0:08 ~ 0:20) ● Crycothyroid muscle(輪状甲状筋) - 声帯に張りを作る (0:20 ~ 0:35) ※輪状甲状筋は速筋と遅筋がおよそ半分ずつと言われています。 ● Thyro-arytenoid muscle (甲状披裂筋) Vocal Muscle(声帯筋) - 収縮筋として機能 (0:35 ~ 0:45) ※甲状披裂筋は速筋優勢と言われています。 ● Internal thyro-arytenoid(内側甲状披裂筋) Vocal Muscle(声帯筋) - 収縮筋として機能 (0:47 ~ 0:54) ● Ary-epiglottic Mus… 続きはこちら≫
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ベルティングボイスを科学的に解説!
あなたは「ベルティング・ボイス(Belting voice)」をご存知ですか? シンプルに分かりやすく言うと、地声で力強く高い声で歌うことです。 例えば、皆様ご存知のビヨンセ(Beyonce)は、ベルティングという技術を使って、力強い声で かっこよく歌っていますよね! この記事を読んでくださっている方には、 「知っている以前に、もう実践しています!」 などという上級者の方々も多いことでしょう。 ベルティングCM【公開動画】 from 桜田ヒロキ on Vimeo. ベルティング習得のためのショート動画 しかし残念ながら、間違ったベルティング発声を習得していたり、そもそも“ベルティング発声の 認識を間違えていたりする”ボイストレーナーも少なくありません。 そこで今回は、「ベルティング発声」とは何のことなのかを科学的に解説していこうと思います。 そもそもベルティングの定義とは? ベルティングとは、チェストボイス(地声)から作られる高音域の発声です。 しかし、叫び声とは全く違います。 そして、クラシックの発声よりも喉の位置が高く、 … 続きはこちら≫
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歌い始めた途端に喉がからむ!原因と解決方法とは?
- 2021.03.07
- 声の健康法
「歌い出すと、喉がからんで咳払いしてしまった!」 そんなご経験はありませんか? 本番で歌っている途中で咳払いしてしまうなんて、避けたいところですよね。 それに、1番の曲の聞かせどころで咳が出てしまうのはとても残念。 今回はそんな悩みを持っている方たちのために、咳払いしてしまう原因と解決方法についてお話していきたいと思います。 どうして喉がからんでしまうの?その原因とは? それは、“歌う時に喉に必要以上の緊張が入ってしまう”ためです。 普段の話し声の音域や音量を超えた声を出すと、十分に歌手としての訓練をしていないと声道(喉の内側、口)が緊張で内側に縮みます。 それを喉は、「異物を追い出さなきゃ!」と感じ、咳払いが起こってしまうのです。 特に、ブリッジエリア(裏声〜地声に変わるエリア)を出す場合は、声門下に大きな圧力が掛かる事があります。 そして、声門の閉鎖部に強く力を加えてしまうので、高音でのベルティングを出す時にこの症状が良く起きるようです。 “Vocology”と呼ばれる発声に関する研究を進める物理学者・研究者Ingo Tize氏は、… 続きはこちら≫
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ある日突然、声(高音)が出なくなる!?
- 2021.03.03
- 声の健康法
プロ・シンガー、もしくは歌う頻度が非常に多い方達が、近年「機能性発声障害」と言う診断を受ける事が多くあります。 この記事をざっくり言うと。 ・ 突然、何かをきっかけに高い音域が出なくなるケースがある ・ 耳鼻科で咽頭、喉頭を診察してもらうが「異常なし」と診断 ・ 以前、楽に歌っていた音域も全くでない ・ 高音に「天井」が出来てしまったように届かなくなる ・・・そんな際の対処方法をお話しします。 突然、高い声が出ない! ある日突然声が詰まったようになってしまい、高音が出なくなってしまうと言うケースに悩みスタジオに来られるクライアント様が年に数名いらっしゃいます。 特に声帯結節やポリープ、声帯炎と言う異常ではなく、お医者様には「あなたの機能的な音域の問題」と指摘をされ、治療をする性質の物ではないと言われてしまい、途方に暮れてしまうと言うケースです。 炎症を起こしているわけではないので処方する薬もない、発声訓練で解決する以外方法はないと言う事です。 このケースは特にプロ・ボイス・ユーザーに多く、共通して言える事はストレス下で歌わなくては… 続きはこちら≫