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地声の時、音程はどうやって作ってるの?
前回の話しでは裏声で靱帯の層を振動させて音程を作る方法を解説しました。 今回は地声の発声時にどのように音程を作っているのかを解説します。 前回のおさらいとして音程を作る際、声帯は弦とバネの特性を持つことを確認しましょう。 声帯のバネの特性で基本周波数(ピッチ)を考えると、、、 剛性(かたさ)が強ければ音程は高くなる。 質量が高ければ音程は低くなる。 声帯の弦の特性で基本周波数(ピッチ)を考えると、、、 長さが短ければ音程は低くなる。長い声帯の男声は音程が低いと言う事ですね。 ストレスがストレスが高ければ高くなる。 密度が高ければ弾くなる。 声帯の特性について詳しくは前回のブログをご覧下さい。 ここから地声の音程生成のお話し 地声と裏声の発声を考えるのにあたり、声帯を2つのグループに分けます。 カバー(上皮+靱帯) ストレスは受動的で主に輪状甲状筋から受けると考えられる。靱帯は自ら縮む事が出来ないため。 カバーのみの発声は裏声に使われる。 ボディ(甲状披裂筋) 甲状披裂筋は声帯内部に走る筋肉で自ら縮む事が出来る。従って自らストレスを声… 続きはこちら≫