2022年 12月 03日 の記事一覧

  • 声帯の「部位毎に」特性が違う!?

    声帯にはおおまかに粘膜、靱帯、筋肉の層があります。 この3層のどこを振動体とするのか?で発声出来る限界の高音は変わります。 このグラフは声帯の粘膜、靱帯、筋肉のそれぞれに分け、声帯を引っ張るためにどれだけのストレスが必要なのかを計算したモデルになります。 左側の線から粘膜、靱帯、筋肉です。 このグラフから読み取れるのは下記の通りです。 声帯の伸び方は一定ではない 縦軸がストレスの度合い。横軸が何パーセント声帯の部位が引き延ばされたかを表しています。 1つの例としてグラフの右側の点線、筋肉の層を観ると、 15%声帯の筋肉層を伸張させるのに、約2kPa程度のストレスが必要。 30%声帯の筋肉層を伸張させるのに、約10kPa程度のストレスが必要。 長さを15%変えるのと、30%変えるのでは実に5倍の力が必要と言う事になります。 つまり声帯を引き延ばせば引き延ばすほど声帯は硬くなり、さらに引き延ばすが大変になると言う事です。 高音になれば、少し音程を上げるのにも大きな労力がいると言う意味では体感的にも一致するのではないでしょうか? ここ… 続きはこちら≫

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