以前は出ていた
歌声を取り戻すための
「声の調律」
ボイストレーニング
MOVIE
ボーカルRe-Balance(リバランス)とは?
ボーカルRe-Balanceとは、歌声の機能回復・改善を目的としたボイストレーニングです。
「以前は問題なく歌えていた事が、出来なくなってしまった。」
「苦しく感じるようになってしまった。」
と言う方のために、歌唱時の喉を中心した体の動きの研究。
音声学の領域を超えるAcoustic Singing Voice Science(歌唱時の音響音声解析)の
分野の研究によりトレーニングメニューを構成しました。
今まで出せていた声が出しにくくなるメカニズムとは?
悪い発声の慢性的な”癖”化が原因
声は繰り返し行った発声を、良くも悪くも記憶する性質があります。例えば慢性的に過度な地声で叫ぶ事を繰り返していれば、体はその発声がその人の発声であると認識し、叫ぶ状態に声を最適化させてしまい、それ以外の発声をし辛くしてしまいます。これはプロ歌手に最も多く、体調や声の状態が悪い状態で無理やりでも歌わなくてはいけないと状況が多い事が原因として考えられます。
声帯結節・声帯ポリープなどの摘出後、
発声機能が思うように改善しない
長期間に渡って声帯結節などがある状態で発声を行なっていた場合、体は摘出後も「声帯結節などが声帯にある状態」として発声を続けようとします。結果、「歌う時のかすれ声が治らない」「歌う時に地声が出せない」と言う症状が残る事があります。話し声の回復は医師や言語聴覚士の分野となります。それ以降の歌唱に耐えられる発声法の習得をご案内します。
加齢による喉の変化が原因
年齢と共に発声機能に変化が起こります。肺に空気を取り込む容量の変化。呼気圧の変化。発声に特に重要な喉頭機能の変化が起こります。この変化にうまく対応出来ないと、発声が若年時と比べ大きく変わったように感じます。
また年齢を重ねればその分、悪い癖を積み重ねる期間も長くなる可能性が高くなります。歌声におけるエイジング・ケアは非常に重要なものと考えます。
加齢による声の変化は避けられないものです。しかしながら体の健康レベルを高める事。その年齢にあった適切な発声法を身に付ける事により、ストレスを大幅に減らす事が可能です。歌声においてはアンチ・エイジングと言うよりは、その年齢に合った歌声を探す、いわばサクセスフル・エイジングを目指します。
発声障害が原因と考えられる場合・・・
声帯ポリープ、声帯結節、喉頭がん、胃食堂逆流症、けいれん性発声障害、機能性発声障害などが原因の場合は、音声外来など、医師による判断を仰ぎます。従ってボイストレーニングの分野外となります。
歌い声の回復は、
歌い声の専門家による
トレーニングが効果的です!
その後、言語聴覚士(スピーチ・セラピスト)により「通常の話し声を出すのが困難でない状態」を
目指し「声のリハビリテーション」を行います。
しかし歌い声は、さらに高度な発声技術となるため「発声機能が回復した」と判断されても、
歌手本人は「以前と同じ出し方まで回復していない」と感じてしまいます。
スポーツ選手の怪我の場合、医師による治療、理学療法士による身体機能回復。
スポーツトレーナーにより身体能力強化、と言うステップで競技への復帰を目指します。
しかし歌手の世界ではそこまで認識をされていないのが現状です。分かりやすい比較がこちらになります。
スポーツ選手の場合
- ケガをした
- 医師(治療)
- 理学療法士(リハビリ)
-
スポーツトレーナー・各種競技のトレーナー
(リハビリ後の競技に適した身体能力強化) - 復帰
歌手の場合
- 声が出なくなった
- 医師(治療)
- 言語聴覚士(リハビリ)
-
“歌声を取り戻す専門”ボイストレーナー
(歌唱に適した発声能力強化) - 復帰
桜田ヒロキ
SAKURADA HIROKI
VT Artist Development 代表
僕はこの15年間、ボイストレーナーとして活動を
していく中で多くの人達の声を聴いてきました。
そんな経験の中で発声のバランスを崩してしまい、苦しんでいる歌手や俳優達に多く出会う機会がありました。
才能に溢れる彼らですが、まるで歯車が噛み合わなったような状態に陥ってしまい、周囲から驚かれるほど歌えなくなってしまっていました。
考えられる原因を伺うと、
- レコーディングやライブが続き、かなり無理のある状態で歌唱を続けていた
- 声帯結節の術後、話し声は全く問題ないが、歌い声は以前と全然違う感じになってしまった
- 心理的にショックな出来事があった
と言った事が多い状態でした。
困った事に医師や言語聴覚士からは「発声機能は回復している」と告げられている場合が多く、ご本人はどうしたら良いか分からないので、僕のレッスンに半信半疑でいらっしゃりました。
・ボイストレーニングを行っていくと、1回目のレッスンでほとんどのケースで変化を実感していただき、
・毎週のレッスン3~6ヶ月程度で回復を周りが気付き出す。
・1年程度でほぼ元通りになる。
というケースが代表的な例と言えるくらい改善が見込める事が多いのです。
以前出せていた声が出せなくなってしまった場合、必要なのは歌唱専門の発声機能回復トレーニングなのだと痛感しています。
才能溢れる、でも、まるで翼が痛んでしまい自由に飛べなくなってしまった・・・。
そんな歌手や俳優達と一緒に発声機能回復を行ってきました。
「やっと、声が以前と近い状態で出せるようになってきました。。。」
と目に涙を浮かべて言ってくれる時は「本当にボイストレーナーをやっていてよかったな。。。」と感じる瞬間です。
今までアメリカで開催される学会の中で、歌唱における音響音声学、ボーカル・ヘルス(声の健康)、ボーカル・ディスオーダー(発声障害)についての発表を多く観てきました。
アメリカでは医師、言語聴覚士、ボイストレーナーが一同に集い、研究を発表したり意見交換をする場があり、それぞれが違う立場で理解を深め合っています。
今後、日本でも声や歌に関わるスペシャリスト達の連携が一層必要となる事と予想しています。
もし、あなたが以前の声を取り戻したい。そう考えていらっしゃるのでしたら、全力でお力になりたい。そう思っております。
プロフィール
神奈川県小田原市出身。
“最高のボイストレーニングの方法”を求め日本各地を歩き回るが、
満足のいく技術に出会う事ができず、単身カナダへ渡航。
スペンサー・ウェルチ氏(元Speech Level Singingマスターコーチ)に出会い先進的なトレーニング法に衝撃を受ける。
その発声技術を日本に紹介するべく帰国後もカナダや、ロサンゼルスへ幾度も研修旅行を重ね、日本人2人目のSpeech Level Singing認定インストラクター資格を取得。
ロサンゼルスではSpeech Level Singingの創始者であり、
マイケルジャクソンやスティービーワンダーのボイスコーチのセス・リッグス氏より直接インストラクター・トレーニングを受ける。
任期中は、Speech Level Singing International 北アジアエリア総括を担当。
多くのSpeech Level Singingインストラクター育成に携わる。
Speech Level Singing認定インストラクターレベル3.5(最高位はレベル5)。
日本人としては最高位となる。
その活動は日本国内におさまらず、デイブ・ストラウド氏(元Speech Level Singing CEO )主宰のボーカル合宿で日本人唯一のインストラクターとして抜擢を受け、ロサンゼルスにて指導を行う。
近年では、発声学・音声学のさらなる科学的研究を進める“Vocology in Practice(VIP)”認定インストラクターに就任。感覚的な理論だけではなく、科学的論理に基づいたボーカル・メソッドで発声訓練を行っている。
過去に日本国内外で20人以上のボイストレーナーを渡り歩いた経験があり、ボーカリストのボイストレーナーに対する不満を理解し、現在も指導を行っている。
プロ、アマチュア、プロ志向歌手、ボイストレーナー、声優、ミュージカル俳優、音大生など、 幅広い分野から師事されており、わずか数レッスンで「実際に声の変化が体験できた」「発声の仕組みを理論的でわかりやすく説明してくれる」と多くの声が寄せられている。
これまでにレッスン数は30,000回以上。
プライベートレッスンは3,000名以上の声の訓練を担当。
圧倒的な経験と実績は国内最高峰。
レッスン以外の活動では、東京ドーム、京セラドーム、日本武道館、横浜アリーナ等で、多数のプロ・アーティストのウォーミングアップ・サポートを担当。発声状態を最大化してからのパフォーマンスは、「声が出しやすい」「調子がすごく良くなる!」と好評を得ている。
近年ではジュリアード音楽大学で指導を行っていたOren Brown氏、音声学的観点から声楽トレーニングの研究を行った第一人者Richard Miller氏の研究を行う。
どんな方がボーカルRe-Balance
(リバランス)を必要?
通常の数名間での会話程度を超える発声レベルを必要とする方で、大人数に向かって話す方、歌手の方、俳優の方で「以前と比べて声が出しにくくなってしまった」と言う方にボーカルRe-Balanceは有効です。
歌手(多くがプロフェッショナル)
声の状態や体調が万全でない場合にも歌わなくてはいけない事が続き、喉が良い状態でない時の発声法を体が覚えてしまう事により声が出しづらくなってしまいます。
地声(低音域)、地声(高音域)
裏声(低音域)、裏声(高音域)
ミックス発声(中音域)、ミックス発声(高音域)
と言った具合に声区毎に”効率的な”喉の筋肉の使い方を再教育していく事で改善が見込めます。
俳優・声優
特に声優の場合、声色の使い分けのために喉の筋肉を緊張状態にする事が多いです。
この発声時の過緊張状態を繰り返すと、過緊張発声が癖化していき、慢性的に声が出しづらい状態が続く事があります。
リラックスした発声の呼び戻し。通常の発声で必要な筋肉と不必要な筋肉を声に再度、教育する事によって改善が見込めます。
発育による発声の変化
子供の喉と大人の喉は大きさ、形状、ついている位置もに異なります。
子役時代に自在に出せていた音域は喉と言う楽器の変化と共に変化をしていきます。
この場合、あるレベルでは「新しい楽器の操作法の学習」となってくると考えられます。
ただし、子供時代に培った音楽性や下地になっている発声法は継承されていきますので、1からの習得ではありません。ご安心くださいませ。
加齢による発声の変化
加齢と共に身体機能・発声機能は低下をしていきます。
さらに多くの場合で、「悪い発声状態で歌い続けていれば、その悪い発声状態を体が記憶する期間も長い」と言えます。
何が発声し辛くしてしまっているのかを見極め、発声に使われる筋肉の再教育を行う事。
そして訓練をしていく事により改善を行います。
声帯手術後の歌唱
声帯に結節やポリープなどの異物を切除したが、歌声が回復しない、以前より悪くなってしまったと言う場合、まずは医師の指示に従い、回復を行います。歌唱訓練を行って良いと判断が出た場合にのみにボイストレーニングを行います。(資料がある場合)声帯の動画や、医師の見解を伺いながらボイストレーニングを行います。長期的に結節やポリープがあった場合、異物ありきで歌唱する癖を覚えてしまっている可能性があるため、発声時の喉に対して筋肉の使い方を再度、教育する事によって改善が見込めます。
料金・レッスンシステム
初回カウンセリング+レッスン(約50分)
¥16,000
25分レッスン×月2回コース
¥16,000
25分レッスン×月3回コース
¥24,000
25分レッスン×月4回コース
¥32,000
都度払いをご希望の方はビジターコースをご利用ください。
ビジターコース 25分レッスン/回
¥9,000
スタジオでのボイストレーニング
〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目3−5
東京・目黒から5分で通える好立地。
たばこ臭いレンタルスタジオでも、自宅のレッスン室でもありません。
広々10畳以上のプロフェッショナルな環境でレッスンが受けられます。
オンラインボイストレーニング
地方からのボイストレーニングも承ります。