桜田ヒロキヴォーカルスタジオ

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PodCast by SLS master instructor John Henny


Lesson 6 Vibrato




[TIME: 0:07]
こんにちは!
私のPodCastへようこそ!John Hennyです。

さて今日はビブラートについてをお話したいと思います。
今回は出来るだけシンプルに進めていきましょう。
いくつかビブラートを体に覚えさせるためのエクササイズを紹介していきますね。

[TIME: 0:22]
これらのエクササイズは私のところに来るシンガーで「ビブラートがかからない」、「声がまっすぐにしか伸びない」、「ビブラートの感覚すら掴めない」という方にとても効果的です。
これからやっていくエクササイズでは体をうまく騙しこんで、ビブラートの感覚を得られるようにしていきます。
歌などでビブラートを実際に使う前に、まずは体に体験をさせなくてはいけませんからね。

[TIME: 0:42]
<ベリー・ビブラートエクササイズ>

では一緒に始めていきましょう。
まずは最も顕著に「ゆする」エクササイズからやっていきましょうね。

このエクササイズで単純にやる事はお腹を小刻みにゆする事です。
極端にこれをやって体に覚えこませてから、よりナチュラルなビブラートを作っていく事にしましょう。

[TIME: 0:58]
ではお腹の肋骨が交わっている場所を手で触りましょう。
そこから少し下に手をずらしていきましょう。
そうです。お腹の上の方ですね。
ここでは「パント」と言われるもので、手でお腹をゆすってしまいましょう。
これでビブラートの感覚というものを体験してもらいます。

[TIME: 1:17]
もちろん、これはとてもとても極端なエクササイズです。
これが本当のビブラートかと言うと、答えはNOです。
しかしこれはナチュラルなビブラートを作り上げる最初のステップとしてとても有効なエクササイズです。

では一緒にお腹を押していきましょう。

[TIME: 1:26]
※デモンストレーション「あー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

こんな風に早く動かしていきましょう。
さぁどうぞ!
「あー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

こうやってビブラートの感覚を体にインプットしていっているんです。

ではこれを使ってさらにもう1つやってみましょう。
これはひょっとしたら、あなたに効果のあるものかもしれないですし、そうではないかもしれません。
試してみましょう。

[TIME: 1:44]
さっきと同じようにお腹をゆするエクササイズをやってみましょう。
「あー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

そして途中でゆすっている手を止めてみてください。
そしてそのゆすっている感覚を手を止めても続けられるかどうか試してみてください。


※デモンストレーション「あー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
※デモンストレーション「あー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

手を離してもこのビブラートを続けられるのかぁ〜〜〜♪やってみましょう。

[TIME: 2:04]
<パント・ビブラートエクササイズ>

それでは次に行ってみましょう。
これは「パント・エクササイズ」と言われるもので、犬の呼吸のように息を「吸って吐いて」をとても早いスピードで行います。

[TIME: 2:14]
※デモンストレーション「はっはっはっは」

これが出来るかどうかやってみましょう。

※デモンストレーション「はっはっはっは」

ここで何をするのかと言うとこのパントを行いながら音程をつけて発声してみます。
当然、声を出しながら息を吸ったり吐いたりは出来ません。
しかし、その吸ったり吐いたりする際に使う筋肉を部分的に、まるでパントを行っているように動かす事は声を出しながらでも可能です。

[TIME: 2:36]
それではやっていきましょう。

私は声を出しながらパントをしている感覚を足してみます。

※デモンストレーション「ご〜ご〜ご〜ご〜ご〜〜〜〜〜〜〜〜ご〜ご〜ご〜ご〜ご」


わかりますか?
「はっはっはっは」と言う感覚がこのビブラートを出すのに助けてくれます。

[TIME: 2:58]
このエクササイズをみなさんのチェストヴォイスの音域で最も歌いやすい所でやってみようと思います。
最初、このビブラートというのはブリッジの上であったり、それよりも高い音域では行う事はできません。
もちろん、例外のケースもありますよ。
しかし、ほとんどのケースではチェストヴォイスの中で行った方がより簡単に出来るでしょう。

[TIME: 03:18]
では男性の方、このチェストヴォイスの音域からスタートしていきましょう。

※デモンストレーション「ご〜ご〜ご〜ご〜ご〜〜〜〜〜〜〜〜(はっはっはっは)」

このパントの感覚を足しているのが聴こえますか?

「ご〜ご〜ご〜ご〜ご〜〜〜〜〜〜〜〜ご〜ご〜ご〜ご〜ご」
パントにの感覚を足していますね。

[TIME: 03:40]
では女性の方、少し高いこのあたりでやってみましょう。
きっとこの辺りの方が歌いやすいと思います。
では・・・

「ご〜ご〜ご〜ご〜ご〜〜〜〜〜〜〜〜ご〜ご〜ご〜ご〜ご〜〜〜〜」

パントを足しましょう。
このスケールの中でもっとも高い音と、最も低い音にビブラートをかけてみましょう。

もう一度やってみましょう。
はい。よくできました!

[TIME: 4:10]
<ピッチ・ビブラートエクササイズ>

では次に行ってみましょう。
次は音程の幅を行ったり来たりしてゆすってみましょう。

男性の歌いやすい音程から始めていきましょう。

発音はさっきと同じように「Oh(おぅ)」でやっていきます。
一般的にはこの狭い母音の方がビブラートをかけやすいからです。
「Oo(うぅ)」や「Oh(おぅ)」や「Ee(い)」といった狭い母音ですね。

[TIME: 4:32]
頭に「G」を足してみて「Goo(ぐぅ)」や「Goh(ごぅ)」や「Gee(ぎぃ)」にすると、声帯をくっつけ合わせやすくなり、より簡単になると思います。
大きすぎる声でやろうとすると難しいので気をつけましょう。
いいですか?

[TIME: 4:41]
ではやってみましょう。

※デモンストレーション「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

音程をあげたり下げたりを繰り返して振幅を作っていきます。
さぁ、一緒にやってみましょう。
「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

[TIME: 5:02]
はい!そんな感じです。
では少し音程をせまくしてみましょう。

「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ではさらに狭くしていきます。

「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

[TIME: 5:21]
それでは最後に
「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

と、ビブラートをかけてみましょう。
その前に行ったエクササイズの感覚が最後に「ビブラートをかけよう」と思った時に助けてくれると思います。

では女性はここから始めましょう。
やってみましょう。

[TIME: 5:31]
「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

音程を下げて上げてを繰り返しましょう。
では少し音程をせまくしてみましょう。

「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ではここです。

「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

[TIME: 5:55]
では、
「ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

と、ビブラートをかけながら発声しましょう。

音程をゆすっている感覚を(「ん〜〜〜〜〜」と言う感覚を)最後のビブラートをかける際にも足してみましょう。

[TIME: 6:04]
<エモーショナルクライ・ビブラートエクササイズ>

では、次のエクササイズ入っていきましょう。
このエクササイズは「エモーショナル・クライ」と呼ばれるものです。
これは今までの極端にやるタイプのエクササイズに比べて、実際にビブラートをかける際に感じる感覚と似ているものです。

このエクササイズで何をするかと言うと・・・感情的になって、まるで泣き出すかのような声で声を出していきます。
大きな声にならないように気をつけましょうね。

[TIME: 6:25]
※デモンストレーション「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜まるで感情的になって泣いているような声になっているのが聴こえますか〜〜?」

「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ」

音程を下げていきます。

「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ」

[TIME: 6:53]
「Goo(ぐぅ)」や「Goh(ごぅ)」でも試してみてください。
ポイントは大きな声でやり過ぎないと言う事です。

泣いている感じで、感情的になっている感覚を声に足してみてください。
この感覚が本当のビブラートの感覚を体に覚えさせて本当のビブラートを作り上げるのに役立ちます。

[TIME: 7:10]
では女性はここから始めましょうね。

※デモンストレーション「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜泣いている感じを維持しましょう〜〜。」

ではどうぞ。

「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ」

べそ泣きしているように、感情的になっている感覚でです。
音程を下げていきます。

[TIME: 7:33]
「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ」

そうです。

「ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜〜〜〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ〜ぎ」

そうです。
べそ泣きをしているような声がビブラートを助けてくれます。

[TIME: 8:00]
<マシンガン・ビブラートエクササイズ>

では次のエクササイズに移りましょう。
次のエクササイズで行うのは、「マシンガンのような笑い」もしくはヒツジが「ばぁ〜〜〜ばぁ〜〜〜」と鳴いている音ですね。

「ばぁ〜〜〜ばぁ〜〜〜」、「ばぁ〜〜〜ばぁ〜〜〜」と言うのに音程をつけていきます。

やってみましょう。

※デモンストレーション「あ・あ・あ・あ〜〜〜〜〜〜」「あ・あ・あ・あ〜〜〜〜〜〜」


[TIME: 8:26]
ではどうぞ!
マシンガンを発射するようにひっかけた感じからスタートして、そこに音程をつけた時にビブラートに変わるかどうかを見てみましょう。
男性も女性も最も歌いやすいチェスト・ヴォイスの音域で行いましょう。

[TIME: 8:41]
難しいようでしたら短いフレーズから始めてみるのも手です。
「ばぁ〜ばぁ〜」、「ばぁ〜〜ばぁ〜〜」、「ばぁ〜〜〜ばぁ〜〜〜」

数回短いフレーズを試してみてから、その後で音程をつけてよりナチュラルなビブラートにしていきましょう。

「ばぁ〜ばぁ〜」

[TIME: 8:50]
これはすごく極端にやっていますね。
それからもう少しナチュラルなロングトーンにしていきましょう。

「ばぁ〜ばぁ〜」、「ばぁ〜〜ばぁ〜〜」、「ばぁ〜〜〜〜〜」
ナチュラルなロングトーンにしていきましょう。

[TIME: 9:03]
基本的に今までやってエクササイズのいくつかがきっとあなたの体にビブラートの感覚を体験させ、そしてビブラートを使えるようにしていくキーになるでしょう。

いろいろなエクササイズを試してみたり、遊ぶようなつもりでやってみたりしましょう。

きっとこの中のいずれかは、あなたのビブラートを見つけるのに役に立つでしょう。

[TIME: 9:19]
そしてみなさんが毎日行っているエクササイズの中で音を伸ばすところがあればビブラートを足していきましょう。
別に高音で伸ばしているところだけに足す必要はありません。

例えば
「mum mum mum mum mum mum mum mum mum mum mum mum muuuuuuum」
・・・と、最後に少しだけかけてみましょう。

どんな音程でもビブラートをかけられる長さの音を見つけたらかけてみましょう。
それはとても良い練習になりますから。

[TIME: 9:47]
では今日のレッスンはここまでにしましょう。

もしくは私のWEBサイトまでぜひ来てくださいね!
http://johnhenny.com
もし質問がある場合やレッスンについては・・・
john@johnhenny.com
までメールを下さいね。
私はインターネットや電話やWEBCastやもちろんスタジオでも教えています。


※桜田ヒロキMEMO
Johnは日本語は話せませんので、こちらのメールアドレスに日本語のメールを送らないように注意してくださいね!


では、またお会いするまで!

Just keep singing! have fun! and enjoy the journey!
Bye bye!


桜田ヒロキよりコメント


はい。お疲れ様でした!
Johnがエクササイズをいくつか紹介してくれたようにビブラートの感覚を掴ませるためのエクササイズは実は結構たくさんあります。
まずはきっかけを掴んでもらってそこから段々ナチュラルなトーンを作っていくという狙いですね。

桜田ヒロキのブログでもビブラートのエクササイズ方法はたくさん紹介されています。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

ビブラート・エクササイズ集はこちらからどうぞ!

さて、今回で一旦、JohnのPodCastは終了になります。
みなさんにはここまでで、大体60分間にわたりSLSのベーシックを学び、実際にエクササイズをしていただきました。
これらが世界各地でセス・リグス氏、Speech Level Singingの元で行われているレッスンの基本的な内容だと思っていただければと思います。
ぜひこのPodCastを使ってみなさんそれぞれの自宅でエクササイズをしていただき、声に変化を感じていただければ幸いです。

最後にですが、これほど有益なPodCastを無料で私達に提供してくれたJohn Henny氏に感謝しています。