
Podcast 1 Intro to SLS
[TIME: 0:11]
こんにちは!John Hennyです!John HennyのSpeech Level Singing Pod Castパート1へようこそ!
Speech Level Singingは特別な用語ですのでまずはSpeech Level Singingとは何か定義してみましょう。
[TIME: 0:23]
Speech Level Singingはセス リッグス氏により開発をされたテクニックです。
彼は恐らく世界で最も成功を修めているボイスティーチャーです。
彼のクライアントの中にはStevie Wonder, Josh Groban, Madonna, Michael
Jackson, Bonnie Raitt, Bernadette Petersをはじめとして100人を超えるグラミー賞勝者、トニー賞勝者、さらには多くのメトロポリタン・オペラオーディション勝者達がいます。
これは特筆すべき事ですね!
[TIME: 0:53]
私はセスの元で学び、そして彼のテクニックを教える認可を与えられています。
そしてこれから、セスから学んだテクニックを皆さんとシェアしたいと考えています。
Speech Level Singingという言葉はたまに誤解をされる事があります。
(このテクニックを知らない)人たちはSpeech Level Singingをまるで乱暴な歌い方を意味しているように言う事があります。
高音域を「話す」わけでもなく、高音域を「叫ぶ」事を意味している言葉ではありません。
実際にはまったくこれとは逆の事で、このテクニックは高音域でリラックスをする事を与えてくれます。
※桜田ヒロキMEMO
Speech(しゃべる) Level Singing(歌う)と言う言葉が並んでいるので英語圏の人達は「高音でもしゃべる・・・?・・・って叫ぶって事?」と勘違いをしてしまう事があるようです。
[TIME: 1:25]
Speech Level Singingは、まるでみなさんが話している時の楽な状態で歌を歌えるようにしてくれます。
みなさんの喉の前部についているでっぱりが喉頭部分、これは飲み込む時に上下します。
これを高い声や低い声を作るために締め上げたり下ろしたりしてはいけません。これでは首周りに不必要な緊張を作ってしまいます。
単純にリラックスをしている状態。つまりみなさんが話をしている時と同じような感覚で歌えるようにします。
[TIME: 1:47]
そして声帯という2枚のひだがくっつきあい、きちんと声が鳴っている状態です。
締め上げている声でもないし、息っぽい声でもなく、まさにみなさんがしゃべっている時のような楽な状態を意味しています。
(このテクニックを学ぶことは)音程を変えるのにあたってもこの状態を変えないと言う事なのです。
それを得るためには多くのエクササイズがあります。
当然の事ですが高音部でリラックスした状態を作る事は低音よりも難しいです。
[TIME: 2:05]
しかしその「Speech Levelの状態」を学んでしまえばそれらの高音域を作るのはとても簡単で楽になります。
そしてその楽な状態は力強さを得ていきます。
それを使ってベルティング(高音域を力強く出す事)をする事もできます。
素晴らしい声になるんですよ!
痛みを感じる事もないですし、声が枯れることもなく、破壊的な発声や長時間にわたる発声で声帯にできてしまう結節やポリープが出来る事もないのです。
[TIME: 2:38]
あなたがもしブロードウェイ歌手であれば週に8回のショーも可能ですし、レコーディングセッションにも対応できます。
他には・・・そうですね。友達とカラオケに出かけても次の日声枯れに悩まされる必要もありません!
そしてもしあなたが人前で一日中話す事が多いのであれば、咳払いをたくさんして次の日に声枯れになる事もなくしてくれます。
説明しきれない程、すばらしい事がたくさんあるのです。
実際、私はこのテクニックを学ぶ事、そしてそれを教える事に人生を捧げています。
それはとてもエキサイティングな事で私が教えてきたシンガー達もそのように感じています。
このテクニック、そしてこのテクニックで何を成し遂げようとしているのかを理解し、それぞれのエクササイズがどのように効果が出るのか理解をするためにみなさんにはいくつかの用語を覚えていただきたいと思います。
[TIME: 3:24]
まず最初の言葉はチェストヴォイスです。
チェストヴォイスはしゃべっている時と同じ状態で最も楽に声が出る音域です。
なぜこのレジスター(声区)がチェストヴォイスと呼ばれているかと言うと私達は響きや振動を胸に感じるからです。
では胸に手を置いて「あ〜。」と言ってみましょう。
振動を胸に感じますよね?
[TIME: 3:46]
もう1つの言葉はヘッドヴォイスです。
みなさんの想像の通り頭に響きを感じます。
これはより高い音域です。
それでは「う〜〜〜。」と言って見ましょう。
恐らくみなさんは胸での響きは感じなくなり、頭に響きを感じるでしょう。
[TIME: 4:07]
それではこの感覚に慣れていき、それらの感覚を混ぜてこの感覚を切り替える事ができるようになりましょう。
みなさんの中にはこれらの感覚を得られなかったり、チェストヴォイスは感じられたけどヘッドヴォイスはイマイチわからなかったと言う方もいるでしょう。
ご心配なく!これらの感覚というのはエクササイズを重ねる事によって強く感じていくようになるものです。
声の感覚とは誰かに足を踏まれたかのように顕著に感じるものではなくとてもわずかな感覚ですからね。
声を鍛えていけばこれらの感覚はまるでその感覚がみなさんの中で成長していくでしょう。
きっと驚くほどにそのレジスターの感覚を感じられるようになると思います。
[TIME: 4:55]
それではみなさんにチェストヴォイスとヘッドヴォイスについて理解をしてもらったところで、重要なポイントになるのはこれらの中間、ミックスと言われるものです。
ミックスはチェストヴォイスとヘッドヴォイスを混ぜたものです。
多くのシンガーにとってこのミックスが最も大きな難関です。そしてこれらに私達は最も注目しトレーニングをしていきます。
もしこのミックスをマスターしたのであれば、みなさんは素晴らしいシンガーになる大きなきっかけを掴んだと言えます。そして発声上の多くの問題を解決した事になります。
[TIME: 5:25]
私のところに来るシンガーに
「声にどんな問題があるの?」
と聞くと多くのシンガーが
「声がひっくり返ってしまいます。」「喉を締め上げてしまいます。」「高い声に力強さがない」「高い声が出ない」「低音が出ない」「ビブラートができない」「音程が悪い」
これらの問題は声区を確立し、それを乗り越えるミックスを身につける事で解決できます。
[TIME: 6:00]
チェストヴォイスは最も簡単に出せる声で、話声と同じと説明をしましたが、もし私達がチェストヴォイスを必要以上に高いところまで持ち上げるとこうなります。
そしてこんな声になってしまうでしょう。
[TIME: 6:10]
※デモンストレーション「mum mum mum mum」
私は高音に届く事もなく声にダメージを与えています。
※桜田ヒロキMEMO
この時の母音の発音に注意をしてみてください。
高音部で母音が開きすぎてしまって正しく発音できていません。
そして「ああ〜こんな声イヤだ。声を痛めてしまう!じゃあヘッドヴォイスに移行すればいいんだな。」と思いヘッドヴォイスへの移行をあせりすぎてしまいます。
そしてこんな感じになります。
[TIME: 6:25]
※デモンストレーション「mum mum mum mum」
はい。これでは確かに喉にダメージは与えませんが、え〜っと。私は私自身の声で歌いたいですよね。(これでは声がなくなってしまっているように聞こえますね?)
では、もしこれらのレジスターを混ぜたらどうでしょう?もしミックスを身に着けたどうなるでしょう?
そしたらこんな感じになります。
[TIME: 6:40]
※デモンストレーション「mum mum mum mum」
※桜田ヒロキMEMO
この場合の母音の発音は低音部と高音部がしっかりと揃っていますね!
お見事!!
「Maーー」のようにチェストを持ち上げるのではなくヘッドヴォイスを低すぎる場所で歌うのではなく・・・
[TIME: 6:55]
※デモンストレーション「Muuuuuum mum mum mum」
チェストとヘッドを混ぜてミックスで歌う素晴らしい点は、喉にテンションやひっかかりを感じる事ない事で・・・ではテナーのHi-Cを歌ってみると・・・
[TIME: 7:16]
※デモンストレーション「Muuuuuum」
簡単でしょう?
※桜田ヒロキMEMO
非常にHi-Cが楽に出ているのがわかりますね?
これが理想的な声のバランスなんです。
もしここにテンションを置き過ぎると・・・
[TIME: 7:26]
※デモンストレーション「Muuuuuum」
・・・歌えません・・・。
また後で詳しく説明しますがヘッドに移行する感覚に頼りすぎると声帯は分かれてしまい・・・・
[TIME: 7:35]
※デモンストレーション「Muuuuuum」
・・・・よくないですね・・・。
でも、もし喉頭の位置をリラックスして一定にしておく事ができ、声帯の2枚のひだをきちんとくっつき合わせる事が出来たなら・・・両方ともしゃべっている時の「Speech Level」ですよ。
「(しめつけた声で)こんな声でもなく」
「(ひっくり返った声で)こんな声でもなく」
「(普通の声で)私はこんな感じでしゃべります。」
そしてそのまま高い音程に移行できれば・・・
[TIME: 7:51]
※デモンストレーション「Muuuuuum」
簡単に出来るでしょう?
さて、ここまで簡単にSpeech Level Singingを紹介しました。
私のWebサイトにもSLSに関する情報はありますので行ってみてくださいね。
http://johnhenny.com/
これからより深く多くの事を説明し、みなさんがさきほど説明した声の「バランス」を感じられるように、また自宅でもエクササイズを行えるように実際のエクササイズに入っていきます。
[TIME: 8:25]
歌は実際に経験をしていくべきものです。
ボクの友人が面白い事を言っていました。
もしみなさんが塩の味というのを全く知らずにいろいろと塩についての本を読みあさったとします。
きっとみなさんは世界中の塩についてウンチクを言う事ができるでしょう。
でもみなさんは最終的には舌に塩をのせるまでそれがどういうものかは、わからないでしょう。
塩を味わった時にはじめて塩とはどういうものかを感じられるのです。
これは歌でも同じ事でみなさんはそれを経験しなくてはいけません。感じなくてはいけません。発声のシステムを筋肉に覚えさせていかなくてはいけません。
エクササイズでは声のバランスがとれている状態を何度も何度も行い筋肉にこれを覚えこませていきます。
[TIME: 9:08]
それではまたこのポッドキャストにみなさんを招待し、実際のエクササイズを始めていきましょう。
次のポッドキャストで会いましょう!
Thank you !
桜田ヒロキよりコメント
はい!みなさんお疲れ様です!
PodCastレッスンの第1弾は「
SLSテクニックについての紹介」でした!
どうでしたか?Johnの素晴らしいミックスは聞こえましたか?
彼のHi-Cの音がどれだけ簡単に発声されているかもお分かりいただけたと思います。
SLSの基本コンセプトとして歌を歌う時はしゃべる時と同じくらいに楽に簡単に歌えるべきと言うのがあります。
これらをレッスンが進むにつれてJohnと一緒にこのPodCastを聞きながらみなさんは学んでいきます!